プレショウにおける文化の拠点
スロバキア、プレショウの主役とも言えるHlavná通りに位置するŠariš Galleryは、この地域の視覚的な歴史を今に伝える極めて重要な宝庫として機能しています。美術館が拠点を置くのは、国家記念物に指定されている歴史的建造物、ヴェチェイ宮殿です。アーケードを備えた中庭を持つこの建築様式は、館内に収められた芸術作品たちを包み込む、美しくも独特な建築的枠組みを形作っています。歴史的な旧市街の街並みに溶け込むように佇むこのギャラリーは、かつての歴史的な町屋が市民に開かれた鑑賞の場へと姿を変えた、都市の記憶そのものと言えるでしょう。
そのコレクションは、東スロバキアの芸術的アイデンティティを軸に構成されています。15世紀から現代に至るまで、絵画、彫刻、素描、版画、そしてニューメディアに至るまで、多種多様な媒体が網羅されており、数世紀にわたる発展の中で移り変わってきたこの地域の美意識の変遷を鮮やかに映し出しています。
不朽の常設コレクション
当ギャラリーでは、いくつかの明確なテーマに基づいた展示を行っています。なかでも、2015年から2020年にかけて修復が行われたHlavná 49の建物に収められた、15世紀から19世紀にかけての聖なる芸術(サクレ・アート)の常設展示は、特筆すべき存在です。歴史的なイコンや絵画を通じて、この地の宗教生活と卓越した職人技を今に伝えています。また、こうした宗教的な作品にとどまらず、18世紀から19世紀にかけての重要な肖像画や、この地の地形を定義づける風景画の研究作品なども、その膨大なカタログの一部を成しています。
コレクションには、この地を代表する芸術家たちの傑作が数多く含まれています:
4,500点を超える膨大な規模を誇るこのコレクションは、16世紀の歴史的なイコンから、現代的なニューメディアによる表現に至るまで、驚くべき広がりを見せています。プレショウ地域における芸術制作の連続性に焦点を当て、東スロバキア特有の視覚言語を次世代へと継承していくことこそが、この美術館の使命なのです。
機関としての役割と展望
Šariš Galleryは、常設展示と企画展の両方を受け入れる、地域における造形芸術の中心地として機能しています。その役割は、中世から近代に至るまでの地域の芸術的記録を保存することにまで及びます。ヤン・ロンバウアーをはじめ、地域の芸術シーンを形作ってきた多様な作家たちの作品を管理・継承し、様々な展示活動を通じて、スロバキア芸術の技術的・様式的な進化の軌跡を刻み続けています。
