ブリュッセル / ベルギー
ブリュッセル首都圏地域(仏: Région de Bruxelles-Capitale、蘭: Brussels Hoofdstedelijk Gewest)、通称ブリュッセル(フランス語: Bruxelles [bʁysɛl] 、オランダ語: Brussel [ˈbrʏsəɫ] 、ドイツ語: Brüssel [ˈbʀʏsl]、英語: Brussels [ˈbɹʌsɫ̩z]、ブラッセル)は、ベルギーの首都。域内に憲法上の首都であるブリュッセル市があるが、実際にはブリュッセル首都圏地域全体で首都機能を果たしている。 名称は「沼、湿地(bruoc、bruc、broek)」、「家(sella、zele)」という単語から来ている。 人口116万人(2014年)。他の2つの地域と比べて面積は161km2と相対的に狭いが、約30km2の森林地域を除いて、その領域のほとんどが市街化されている。ユーロクリアと国際銀行間通信協会に加え、ロスチャイルド系グループ・ブリュッセル・ランバート本部とソフィナ本部まで抱える、欧州有数の世界都市である。2013年に行われたアメリカのダウ・ジョーンズらによる調査は、ブリュッセルを世界24位の金融センターと評価している。 16世紀より欧州郵便網(帝国郵便)の起点であった歴史を持つ。1893年、フレンチ・コロニアル・ユニオンのジョゼフ・シェレが国際植民地学院の設立を提唱し、翌年に議会の承認を得た。学院は、植民地の行政・法制を比較研究する目的でブリュッセルにおかれた。戦後にブリュッセルはNATO の原点となり、現在では欧州連合の主要機関とアメリカ合衆国通商代表部の事務所が置かれている。