レスブリッジ / カナダ
レスブリッジ はカナダのアルバータ州の都市であり、州内でカルガリー、エドモントン、レッドディアに次ぐ4番目の人口を有する。カナディアンロッキーの近くに位置するため、気候は夏は涼しく冬もそれほど厳しくないが、風が強い。レスブリッジはカルガリーの南東のオールドマン川沿いに位置する。 レスブリッジは南アルバータの商業、金融、交通、そして工業の中心である。市の経済は19世紀後半からは炭鉱により、そして20世紀初頭からは農業により発展してきた。労働人口の半数は衛生、教育、小売、宿泊飲食産業において雇用されており、雇用者数の多い上位5つの事業所は政府機関である。南アルバータにおける唯一の総合大学レスブリッジ大学があり、また南アルバータの3つのカレッジのうち2つが市内にキャンパスを構える。文化施設には演劇場、博物館、スポーツセンターなどがある。 第二次世界大戦中、ブリティッシュコロンビア州から強制収容された日系人が郊外の農村地帯に住んでいたという歴史を持つ。そのため日本人の比率が比較的高く、2006年の国勢調査によれば日本人人口は1,200人である。日本とカナダの友好のために造られた、日加友好日本庭園が市の南部にある。 オールドマン川を渡るハイレベル・ブリッジは1909年に完成した鉄道橋で、長さ1,624m、高さ96mと世界一を誇る。ちなみに、日本一のトレッスル橋であった旧余部鉄橋は長さ310m、高さ41mであった(2010年に解体・新橋架け替え)。