パルマ大聖堂はイタリア、エミリア・ロマーニャ州のパルマにある大聖堂(ドゥオモ)。
正式名称は『Cattedrale di Santa Maria Assunta(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)』である。
パルマのドゥオモ広場の東側に面して建ち、広場の南に洗礼堂、西には司教館も併設されている。2006年に献堂900周年となった大聖堂である。
パルマ自体、13世紀の典型的な都市の姿をもっとも完全な形で伝えるとされ、その中でもイタリアロマネスク建築の代表のひとつともされる建築物で、これらをひとつの構造に見立てる観点もあることから、本項ではこれらの併設施設についても触れることとする。また、パルマ大聖堂の説明には必ずといってよいほど言及される、建設に関わった一人の彫刻家(後述のベネデット・アンテーラミ)についても扱う。