博物館を検索

ドゥカーレ宮殿

ヴェネツィア / イタリア

ドゥカーレ宮殿(ドゥカーレきゅうでん、イタリア語: Palazzo Ducale、英語: Doge's Palace)は、イタリア語で、総督や○○公の宮殿のこと。英語からの訳で「ドージェ宮」と呼ばれることもある。イタリア各地を中心に所在する。 上記のうち、ヴェネツィアに所在するもの。本ページで記述する。 ドゥカーレ宮殿(ドゥカーレきゅうでん)は、ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁であった建造物。ドージェの公邸であった。サン・マルコ大聖堂に隣接した敷地に建つこのドゥカーレ宮殿は住宅、行政府、立法府、司法府、刑務所という複合機能をもった建物とされていた。中庭の北側面はサン・マルコ聖堂の外壁と接するようになっている(ヴェネツィア共和国が健在であった頃のサン・マルコ聖堂は「ドージェの礼拝堂」とされており、ヴェネツィア大司教の司教座教会(ドゥオーモ)ではなかった。サン・マルコ聖堂がヴェネツィア大司教の司教座教会となったのは、ヴェネツィア共和国滅亡後の1807年である)。 8世紀に創建され、12世紀まで宮殿として使われていた痕跡が残っている。1340年、ピエトロ・バセッジオとフィリッポ・カレンダリオのデザイン指揮の下で海に面した南側壁面から始められ、そして1424年からは狭い広場に面した西側の壁面へと継続された。聖堂と宮殿の間にはめ込まれた精緻な造形の主門は建築家ジョバン・ボンとその息子ボルトロメオによって1442年に作られたもの。そこにはフランチェスコ・フォスカリ総監と思われる彫像、不屈の精神、自制といった、聖堂のファサードで見られるような主題の彫刻が設置されている。1536年以降には投票の間の特徴的なバルコニーが西側の柱廊の上に追加された。この柱廊は1574年と1577年の火災後および19世紀の火災後に修復されている。世界の遺跡と名建築 参考文献 世界歴史建築大図鑑 "14世紀(1309年)-16世紀にかけて現在の形に改修された。サン・マルコ広場に面して建造され、運河を隔てて対岸の牢獄跡と、ため息橋で結ばれている。外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されている。 現在内部は、ヴェネツィア市民美術館財団(MUVE)の運営する美術館の一つとして公開されている。

絵画が見つかりません