カタール / カタール
カタール国 دولة قطر 国の標語:なし 国歌:カタール国歌 カタール国(カタールこく,アラビア語: دولة قطر,[ˈqɑtˤɑr])、通称カタールは、中東・西アジアに位置する立憲君主制国家。首長はサーニー家。首都はドーハ。アラビア半島東部のカタール半島のほぼ全域を領土とする半島の国で、面積は日本の秋田県と同程度の1万1,427km2。周囲をペルシア湾に面する。南はサウジアラビアと国境を接し、ペルシャ湾を挟んで北西はバーレーンに、北はイランに、東はアラブ首長国連邦(UAE)に向かい合う。国土の全域が砂漠気候にあり、年間降水量は約100ミリ。 1940年に発見された油田によって潤沢な資金を得て、労働力として外国人を移民させることにより、20世紀後半以降近代的に発展を遂げた。2019年現在も石油や天然ガスの関連産業が国内総生産の6割強を占める。人口は約285万人(2019年現在)であるが、このうちカタール人は1割強で、残り9割弱が南アジアや東南アジアからなどの外国人労働者である。男性労働者が大量に流入しているため、住民のうち4分の3が男性となっている。公用語はアラビア語であるが、アラビア語圏外からの移民が多いことから共通語として英語が広く使われている。 イスラム教を国教としており、外国人労働者含めムスリムが国民の多数派となっている。カタール人のうち約9割がスンナ派に属し、約1割がシーア派に属している。