ロンドンデリー / イギリス
デリー 、公式にはロンドンデリー は北アイルランドで2番目に大きい都市であり、アイルランド島において4番目に大きい都市でもある。デリーと言う名は「オークの森」を意味するアイルランド語の「Daire」もしくは「Doire」を英語化したものである。1613年、ジェームズ1世の勅許状により都市になることが承認され、デリーの前に「ロンドン」を付ける形で市名がロンドンデリーに変更された。デリーという都市名がより一般的に知られているが、ロンドンデリーという都市名も一般的に使用されていて、法的名称として残っている。 フォイル川西岸にある古い城壁都市は2つの道路橋と1つの歩道橋が架かっているが、現在両川岸とも市内(西の「シティサイド」と東の「ウォーターサイド」)に入っている。また都市区域は南東の農村部にも及んでいる。デリー区が管轄していて、ロンドンデリー港とシティ・オブ・デリー空港を抱えている。 市から約30km圏内の大デリー地域の人口は23万7000人である。この地域はデリー・シティとリマヴァディ区とストラバン区の一部、ドニゴール県東部(ラフォーとセント・ジョンストンを含む)やイニショウエンで構成されている。 また、アイルランド共和国のドニゴール県と国境で接していて、何世紀にも渡って親密な関係となっている。デリーの創設者は伝統的にコルムシルという聖人と見なされていて、コルムシルはティアコネルからやってきた聖者で、ティアコネルは現在のドニゴール県のほぼ全ての地域(1610年以前はフォイル川西岸も一部だった)の古名である。 2013年、ロンドンデリーは2010年7月にイギリス文化都市に選出された。