チャールストン (サウスカロライナ州) / アメリカ合衆国
チャールストン は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州南東部に位置する州内最古の港湾都市である。チャールストン郡郡庁所在地で郡内の最大都市。バークレー郡に接する。チャールストン市はサウスカロライナの海岸線の中点のすぐ南に位置している。アシュレー川とクーパー川が合わさる河口にある。チャールストン港は中心街と大西洋の間にある。イングランド王チャールズ2世の名に因み、チャールズタウンとして1670年にアシュレー川西岸に建設され、1680年に現在の場所(オイスター・ポイント)に移された。現在の都市名は1783年に採用された。 1690年時点でチャールストンは北アメリカで第5の都市だった。ちなみに他の大都市はフィラデルフィア、ニューヨーク、ボストン、ケベックの各市である。1840年国勢調査の時点でもアメリカ合衆国の中で10位に入っていた。2010年の国勢調査によると、人口は120,083人であり、サウスカロライナ州では州都のコロンビア市より僅かに少なく第2位である。最近の傾向を見る限りでは、州内でも成長速度の速い都市となっている。チャールストンとノースチャールストンを含む都市圏人口は664,607人を数え、都市圏人口でも州内第2位である。この人口の80%近くは市内とその市街地域にすんでいる。 聖なる市としても知られる。これは、低層の都市景観を形作る有名な教会があり、その多くの尖塔が街のスカイラインとなっているからである。また当初の13植民地の中で、非カトリックに限定していたとしても信教に対する寛容さを認めていた数少ない都市の一つだったという事実にもよっている。多くのユグノーがチャールストンに向かってきた。さらにチャールストンはユダヤ人にその信仰(ユダヤ教)を制限無しに認めた最初期の植民地都市でもあった。1749年に設立されたカハル・カドッシュ・ベス・エロヒムが大陸アメリカ合衆国で4番目に古いユダヤ教集会所である。ブリス・ショロム・ベス・イスラエルはアメリカ合衆国南部で最古のユダヤ教正統派のシナゴーグであり、アシュケナジム(ドイツと中央ヨーロッパのユダヤ人)によって19世紀半ばに建設された。 エチケットに関する専門家で出版物も多いマージャベル・ヤング・スチュワートが、1995年にチャールストン市を全米でも最もマナーの良い都市に選んだ。これは全米で最初の居住性裁判所があるという事実によっている。