シャーロット (ノースカロライナ州) / アメリカ合衆国
シャーロット(Charlotte)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州南西部に位置する都市。同部有数の世界都市。人口は731,424人(2010年国勢調査)で同州最大、全米でも第17位である。メクレンバーグ郡を中心に11郡にまたがる都市圏は2,243,960人、2つの小都市圏を加えた広域都市圏は2,402,623人(いずれも2010年国勢調査)の人口を抱えている。 市名はジョージ3世の王妃シャーロットにちなみ、それ故に現代においてもクイーン・シティー(Queen City)という愛称を持っている。 初期にはゴールドラッシュで沸き、金鉱の街として栄え、金貨を造るために造幣局の支局も設けられた。やがてゴールドラッシュの中心はカリフォルニアへと移って下火となり、南北戦争が開戦すると造幣局は南軍に接収されたが、その後は綿織物産業が発展した。20世紀後半以降は金融センターとして急成長を遂げた。 シャーロットは南北カロライナの文化の中心地でもあり、市内には美術館や博物館、劇場などの文化施設が集中している。また、変わったところでは、シャーロットはNASCARの聖地として知られている。シャーロットやその近郊にはNASCARのスプリントカップ・シリーズに参戦するチームのほぼ全てがファクトリーを置いているほか、市内にはNASCAR殿堂が立地している。