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メトロ (オレゴン地域政府) / アメリカ合衆国

メトロ は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド都市圏の住民による投票で選ばれた議員により運営される地域政府。ポートランド都市圏内のクラカマス郡、マルトノマ郡、ワシントン郡の25の市、130万人以上の住民に地域的なアプローチとして、公園の手入れ、土地の最大活用、ごみの処理の管理とリサイクル、開かれた空間を保護する事業などの権限をオレゴン州政府から委譲され、住民によって承認され、管轄、統治する。公共交通システムの調整などのサービスも提供している。都市計画機構的な組織としては、アメリカ唯一の選挙民に承認された自治憲章を持つ。住民の投票によって、課税権までも保持するに至った世界でも珍しい先進的な地域政府である。 メトロは以前 Metropolitan Service District の名前で知られていた。

ポートランド美術館

メトロ (オレゴン地域政府) / アメリカ合衆国

ポートランド美術館(英語: Portland Art Museum 略号:PAM)は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにある美術館である。太平洋岸北西部地域内で最も古い美術館として、1892年に設立された。3万2千点もの所蔵品があり、アメリカでも大きな規模の美術館である。 15世紀の宗教画、17世紀から20世紀初頭のヨーロッパ絵画、モダンアート、浮世絵、彫刻、写真、ネイティブ・アメリカンの工芸品なども展示している。

ピトック邸

メトロ (オレゴン地域政府) / アメリカ合衆国

ピトック邸(ピトックてい、Pittock Mansion)は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドのウェストヒルズにあるフランス・ルネサンス様式の邸宅。1914年完成。ポートランドの主要新聞であるオレゴニアンの出版者、ヘンリー・ピトックとその妻ジョージアナの自家であった。館は22の部屋を構え、46エーカー(18.6ヘクタール)の土地を有する。現在は、ポートランド市公園局(City of Portland Parks Department)が所有している。 1911年、ポートランド市議会議員のウィル・H・デイリーは、当時のポートランド市境から800メートルも離れた建設中のこの邸宅に、ピトックが市の経費を用いて水道を引く準備を整えていたと指摘し、この邸宅は政治的スキャンダルの的になった。この事件は結果としてピトックの『オレゴニアン』紙とデイリーとの間に長年の確執を生み、後にデイリーは政界から去ることとなった。 ポートランド・ローズ・フェスティバルの創始者の一人であるジョージアナは1918年に72歳で没し、ヘンリーは1919年に84歳で没した。ピトック家はその後も邸宅に残り、1958年、孫息子のピーター・ガンテンベインが邸宅を売りに出した時点で退去したが、売却は失敗に終わった。1962年の暴風雨(コロンビア・デイ・ストーム)で邸宅は多大な損害を被ったことにより、一家は邸宅の取り壊しを検討した。地域は3か月で75,000ドルの寄付金を集め、ポートランド市にピトック邸購入の援助を行った。その後、ポートランド市はピトック邸を貴重な歴史財産であると認め、1964年に225,000ドルで購入した。 復旧には15か月を要した。1965年に一般公開され、それ以来地域の象徴として存続し、毎年8万人の観光客が訪れる。 海抜1000フィート(305メートル)の高地にあるため、ピトック邸はポートランドで野鳥観察に最も適した場所の一つである。 1974年、ピトック邸はアメリカ合衆国国家歴史登録財に追加された。 現在、ポートランド市は600万ドルから800万ドルを要する修理が必要であると推算している。