サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂(イタリア語: Chiesa di San Carlo alle Quattro Fontane)は、ローマにあるカトリック教会の聖堂で、建築家フランチェスコ・ボッロミーニの独立後最初の作品である。聖カルロに捧げられたローマにある3つの教会の1つであり、他にはサン・カルロ・アイ・カティナーリ教会とサン・カルロ・アル・コルソ教会がある。
この教会と修道院は、9月20日通り~クイリナーレ通り×クワトロ・フォンターネ通り に交わる「クワトロ・フォンターネ」という交差点の南西の角にある。通りが斜めに交差するこの交差点の4つの角にはそれぞれ噴水があるため、このように呼ばれている。交差している通りの1つであるピア通り(現在の9月20日通り)に沿って後にベルニーニがサンタンドレア・アル・クイリナーレ教会を建てた。
敷地が限られていたため、平面図や断面図を見るとかなり難しい設計を強いられたことがわかる。教会のとなりには回廊があり、どちらもピア通りに面している。修道院の建物群はその周囲にあり、ボッロミーニはその背後に庭園を設計することを想定していた。