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マフラ / ポルトガル

マフラ(ポルトガル語でMafra)はポルトガル西海岸リスボン県(リスボン都市圏)にある都市である。ポルトガルの首都リスボンの北西28kmに位置する。 マフラは17の地区より構成される都市であるが、その中心は、マフラ中心市街地を構成するマフラ地区と大西洋岸のエリセイラ地区である。マフラ地区には、ポルトガルを代表するバロック建築であるマフラ国立宮殿がある。また、海岸のエリセイラ地区はサーフィンの名所となっている。 そのほかに、マフラで有名なのが、ジョアン5世がマフラ国立宮殿を建設している際に狩猟のために作った王家の狩猟公園がある。 ポルトガル政府は、「マフラ宮殿とマフラ修道院、王家の狩猟公園」の名前で、ユネスコの世界遺産の暫定リストに登録している。 A8高速道路の完成後、リスボンへの通勤者が増えている。

マフラ国立宮殿

マフラ / ポルトガル

マフラ国立宮殿(まふらこくりつきゅうでん、ポルトガル語: Palácio Nacional de Mafra)は、ポルトガル西岸部の都市、マフラに位置するバロック建築の宮殿の名称。フランシスコ会の修道院としても機能する建物は、嘗てポルトガルにおいてジョアン5世が国王として君臨していた18世紀に、彼の妻であるマリア・アナがもしも王位の次代を継ぐことになる子孫をもうけることができたならば、修道院を作るとする誓約の結果として建設されたものである。その後1711年に王女となる娘のバルバラを授かり、王を宮殿の建築へと向かわせた。 宮殿はポルトガルで最も豪華なバロック建築の一つに数えられる。建物はバシリカで占める中央部の中心線から左右対称に建てられ、正面ファサードから2つの大きな塔まで長く続いている。修道院そのものの組織は正面ファサードの背後に位置している。また建物は4万冊の珍奇な図書を収容する大きな図書館を含むほか、彫刻学校の場として機能している。内部バシリカは複数のイタリア製の像と、6つのパイプオルガン、そして92個の鐘で構成されるカリヨンで彩られている。