インペリアル・カレッジ・ロンドン(英語: Imperial College London, ICL)は、ロンドンに本部を置く世界最高位の理工系名門大学の一つ。世界大学ランキングトップ10の常連校であり、総合ランキングでは、Times Higher Education World University Rankings 2020で世界第10位、QS World University Rankings 2020で世界第9位に位置付けられている。ヨーロッパではオックスフォード大学、ケンブリッジ大学に続く第3位。略称は"Imperial"。メインキャンパスはロンドンで高級住宅街として知られるサウスケンジントンに位置し、周囲にはケンジントン宮殿、ロイヤル・アルバート・ホール、ハロッズ本店などがある。
インペリアルカレッジは医学部、工学部、理学部からなる理工系大学であり、学生数は学部生が約10,000人、大学院生が約9,000人である。世界中から優秀な学生が集まり、2018/2019年度では、全学生の50.7%がイギリス国外からの留学生である。元々はロンドン大学のカレッジの1つであったが、創立100周年にあたる2007年7月にロンドン大学から独立した大学となった。これまでに、14人のノーベル賞受賞者、3人のフィールズ賞受賞者、74人のRoyal Society のフェロー、87人のRoyal Academy of Engineeringのフェロー、85人のAcademy of Medical Sciencesのフェローを輩出している。
日本との関係では、東京大学、東京医科歯科大学などと学術協定を結んでおり、日本人留学生数は各年度10名弱で推移している。インペリアルカレッジに在籍した者の日本における同窓会組織として、インペリアルカレッジ公認の「サウスケンジントン会」(Imperial College Alumni Association, Japan)がある。